Take.5 イミテーション・ゲーム

天才数学者の大いなる偉業。70年の時を経て公開された真実の物語。

f:id:BuckarooBanzai:20180513034829j:plain

出典:https://blog.goo.ne.jp/nryoko1220/e/e88942e95b29a1274fc69d71d206c3d0


この映画は、第二次世界大戦下における、イギリスVSドイツに起こる真実の戦いを描いた、2014年公開のノンフィクション映画である。

 

イギリスが誇る天才数学者アラン・チューリング

彼に命じられたものは、WW2における世界最高峰の暗号機“エニグマ”を解読すること。

そんな彼の半生を描いた素晴らしすぎるヒューマンドラマである。

 

キャストは、イギリス出身俳優が多く、

 

アラン・チューリングベネディクト・カンバーバッチ(ドクターストレンジなど)

ジョーン・クラーク:キーラ・ナイトレイパイレーツ・オブ・カリビアンなど)

スチュアート・ミンギス:マーク・ストロングキングスマンなど)

 

などの面々である。 

特に今作は、第87回アカデミー賞8部門にノミネートされており、当時から話題の映画となっていた。

 

これも観たかった積み映画の一つであったが、現在プライム会員無料映画なため、タイミング良く消化できた。本当におすすめの作品です。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

今作の見所と、心を揺らす名言が二つ。

 

やはり見所としては、「天才の孤独」と「同性愛者としての葛藤」を演じきった、カンバーバッチの演技であろう。

 

自身が天才的な思考をもち、周りに理解者ができない彼は、自身の殻に閉じこもり、自分一人でエニグマを解読しようとするが、いくら理論上正しいことをしていても、徐々に周りに追い詰められていく。

 

端々に観られる「君にはわからない」「話しても理解できない」などの言葉は、彼の天才過ぎるがゆえの無意識の拒絶なのだろう。

 

しかし、同じく数学の秀才ジョーン・クラークは、解読班の一員として彼の理解者となる。そのことがエニグマ解読へのヒントを閃くきっかけを生み出す。

 

また彼は中盤、自身が同性愛者であることを告げるが、序盤からその雰囲気が出ており、観ている者に、少しの違和感を残すような演技をしていた。

 

史実のチューリングもまたLGBTのいわゆるゲイに当てはまる人物であり、当時のイギリスだけでなく、世界的に差別が当たり前の時代だった中で、自身の葛藤を表現するシーンがいくつも出てくる。

 

作終盤、当時のイギリスでの同性愛者への罰として、

「投獄」もしくは「ホルモン注射」という、現在では考えられない差別的手法が取られていた中で、彼は、自身の設計・開発を行ったチューリングマシンを守るために、ホルモン注射という過酷な道を選択したのである。

 

この孤独と葛藤に悩むチューリングを救い、映画史に残る最高の名言を2つ紹介したい。

 

「時として誰も想像しない人物が、誰も想像できない偉業を成し遂げる」

f:id:BuckarooBanzai:20180513063136p:plain

 

これほど、当時のチューリングを救う言葉はあっただろうかというくらい最高の名言である。

学生時代から頭脳明晰だったチューリングは、「変わり者」「異質」とされ、周りから暴力的ないじめを受けていた。

その中で、唯一彼を理解してくれるクリストファーが、チューリングを励ますために送った言葉である。

作中幾度も出てくるキーワードであるが、この作品が伝えたいことが全て詰まっているかのような名言だ。

 

 「あなたが普通じゃないから世界はこんなに素晴らしい」

f:id:BuckarooBanzai:20180513063828p:plain

 

 作終盤、同性愛者であるがゆえに、ホルモン注射の強制投与を行われ、

「自身が普通ではないからへの仕打ち」と考えてしまったチューリングに対し、

普通の幸せな暮らしを得たジョーン・クラークが話す名言。

 

「今朝私は、消滅したかもしれない街の電車に乗った。あなたが救った街よ。

 死んでいたかもしれない男から切符を買った。あなたが救った人よ。」

 

なんとも心を揺らす名言だろうか。

時のWW2、全世界で数え切れないほどの犠牲者を出した戦争。

その中で、チューリングエニグマ解読は、歴史家たちから

「戦争終結を2年以上早めただろう」「1400万人以上の命を救った」

とされている。

 

この後、1954年、41歳の彼は自殺という形でこの世を去ってしまうが、

エリザベス女王は、2013年、チューリングに対し「死後恩赦」を与え、

前例のない偉業に対し栄誉を送った。 

 

 

素晴らしい。この一言に尽きる。

現在の当たり前が、当たり前になる前を築き上げてくれたチューリング

 

ちなみに作中に出てくる「チューリングマシーン」とは、現代のコンピュータの基礎となるものであり、今、私たちの生活の一部として、チューリングの成し遂げた偉業が普及している。

 

是非観ることをおすすめする作品の一つです。

 

 

 

Take.4 アベンジャーズ インフィニティーウォー

マーベル・シネマティック・ユニバース大集合!!最強の敵、サノス襲来!

f:id:BuckarooBanzai:20180510200142j:plain

 

2008年、映画「アイアンマン」から始まるマーベル・シネマティック・ユニバ−ス。

10年の集大成「アベンジャーズ インフィニティーウォー」!

劇場4DXで観てきました!

 

内容、ネタバレは、直接劇場で観ていただくとして、

 

今作を観る前に、予備知識・事前知識が必須だと考えている。

というのも、

アベンジャーズ」→「エイジオブウルトロン」→「インフィニティーウォー」を順に観ただけでは、参戦するヒーローについていけない。

 

特に今作では、規模・スケールが大幅に広くなったことで、一大群像劇のような立ち回り。

そこに初めましての参戦ヒーローと作内でのいわゆる「ご存知知ってますよね?」感。

 

そうであれば、こちらも「もちろん知ってますよ」感で挑むのが定石。

ということで抑えておきましょう。

①まずは「アベンジャーズ」初期メンバー

アベンジャーズ」をここまで人気作品にしたのも、2012年に公開した初代メンバーの活躍が大きい。初めて観たときのオールスター感は半端じゃなかった。

そこで抑えておきたいヒーローと作品名を。

 

アイアンマン/トニー・スターク…「アイアンマン」「アイアンマン2」「アイアンマン3」

 

キャプテンアメリカスティーブ・ロジャース…「キャプテン・アメリカ ザファーストアベンジャーズ」「キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー」「シビルウォー キャプテン・アメリカ

 

マイティソー/ソー…「マイティ・ソー」「マイティ・ソー ダークワールド」「マイティ・ソー バトルロイヤル」

 

ハルク/ロバート・ブルース・バナー…「インクレディブル・ハルク」 

 

いわゆるアベンジャーズビッグ3+ハルク

このヒーローたちがいたからここまできたのだろう。

またブラック・ウィドウとホークアイは、「アベンジャーズ」を観れば十分。

 

②「インフィニティーウォー」から急参戦ヒーロー!

今作から初参戦するヒーロー達。一人一人が濃い濃い濃い!

あたり前のように参戦してくるので、ここも抑えておこう。

 

ドクター・ストレンジ/スティーブン・ストレンジ…「ドクター・ストレンジ

 

スパイダーマン/ピーター・パーカー…「スパイダーマン:ホームカミング

 

ブラックパンサー/ティ・チャラ…「ブラックパンサー

 

スターロード/ピーター・クイル…「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「ガーディアン・オブ・ギャラクシー:リミックス」※ガモーラ、ロケット、ドラックス、グルート、マンティス、ネビュラも。

 

ヴィジョンやワンダなど他多数重要人物もいるが、「アベンジャーズ」のシリーズを観ていれば理解できる人物達である。

 

ちなみに、つい最近まで上映していた「ブラックパンサー」だが、ここ最近の映画でも印象に残る面白さの映画だった。

 

ここまで抑えておけば今回の「インフィニティウォー」対策は万全であろう。

 

今回は序章に過ぎない!?最後の伏線と次回作への期待!

すでに劇場で観た方は、いまだに鳥肌がたったままではないだろうか。

ネタバレはしたくないが、今作の立ち位置として、私の大好きな映画「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」が思い出される。

 

というのも、今作を観た感想として

「おいおいおい〜次回作までに死んだらどう責任とってくれるんだよ〜」

と思うくらい、次回作が重要になってくる。次回作への種まき映画だったと言っても過言ではない。

 

しかし、だからこそ後世に残るほど超大作になる可能性がある。

私はこの「前編後編に分ける」ようなやり方は嫌いではない。

むしろ、内容が濃い映画を無理に一作に押し込んで、ペラペラな作になるよりは、期待度がでかい。

 

…そして、今作、OP前にこんな触れ込みが。

「クレジット後にも映像は続きます。最後まで鑑賞してください」というような。

そしてラストシーンへ。

 

そこに、次回作への期待が爆発してしまいました。

思わず劇場にて「おぉマジか!」と。

 

フューリーがサノスの指パッチンで消えてしまう前に、誰かに緊急連絡をいれていた。

そのシーンに出てくるマーク。

マーベルファンならそこで鳥肌が立たないわけがない。

「キャプテンマーベル」彼女のマークだ。。。

 

すでに2019年3月に公開を予定しているとの情報も出ている中で、彼女の参戦予告は驚愕だった。アベンジャーズへの参戦は確定情報ではないが、おそらく間違いないだろう。

 

ちなみにキャプテンマーベルは、今作でも大活躍の頼れる神様ソーよりも強いとされている。

 

あー頼む。早く次回作を観せてくれ!!

その日まで健康であってくれ自分!

 

ここまでゾクゾクした映画は久しぶりだ。

今年は映画が豊作な気がする。毎週楽しみだ!

Take.3 オブリビオン

超近未来系SF!“忘却”を意味するタイトルの訳とは!

f:id:BuckarooBanzai:20180509041715j:plain

 

前々から、「少し気になるけど、DVDが出てから観よう」系映画として積んでいた作品を公開から5年経ちようやく観させていただきました。

 

2013年に公開した映画で、キャストとして

 

トム・クルーズ(ジャック・ハーパー)

モーガン・フリーマン(マルコム・ビーチ)

オルガ・キュリレンコ(ジュリア・ルサコーヴァ)

 

と豪華な面々。

また監督は、ジョセフ・コシンスキーで、ディズニー映画の「トロン:レガシー」の監督として知られている(「トロン:レガシー」は個人的にオススメの映画!)。

 

(※以下ネタバレ含む)

 

時は近未来2077年トム・クルーズ演じるジャック・ハーパーはエイリアンに襲われた後の荒廃し切った地球の管理・守護者として、対エイリアン殲滅用ドローンを用い、地球に未だ残る“スカヴ”相手に奮闘する。

 

その他生存した人類は、2017年のエイリアン襲来以降は、土星の衛星であるタイタンに移住し、テットといういわゆる管制塔・宇宙ステーションを中継し、ジャックらが資源を送り続けることで、別惑星での生活が成り立っている。

 

また任務につくジャックは、任務前の記憶がなく、自分が誰だったのか、分かっていない。

 

そんな日々の中、突如地球に宇宙船が飛来!

またその宇宙船は人間の手によって作られたものであった。

 

船内の休眠装置には幾人かの生存者がいたが、駆けつけたドローンが敵と判断し、一人を除いては殺害してしまう。

なんとか救助できたその一人は、ジュリアと名乗り、ジャックが毎日見る夢に出てくる女性であった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

映画の前半として、ざっくりとしたあらすじであるが、

・荒廃した地球

・生存者のジャック

・人類代表として奮闘

 

という印象が強いだろう。

 

また、エイリアンの襲来時に人類は核を用いた為、汚染エリアがあり、そこにはジャックですら侵入できない。

その為、活動エリアが限られ、いわゆる「箱物系SF」のような小規模な範囲の活動になる。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

事態は急変!スカヴに捕らえられたことでどんでん返しが!?

地球を襲ったエイリアンとされる“スカヴ”に捕まってしまったジャックは、驚愕の事実を知ることになる。それは、今までエイリアンだと信じていた“スカヴ”が人間だったということだ。

 

モーガン・フリーマン演じるマルコム・ビーチは、捕らえたジャックに対して

「真実は汚染エリアの外にある」

と意味深な言葉を残し、ジャックを解放する。

 

宇宙ステーションのテットから敵認定されてしまったジャックは、ドローンに追われる中で、汚染エリアに侵入してしまう。

そこで観たものは、同じようにドローンを修理しているもう一人の自分であった。

 

そこでジャックは自身がクローンであるという真実に気がつき、ビーチらに協力することになる。

 

最後には、黒幕であるテットを破壊する為、ジャックとビーチでテットに乗り込み破壊するという物語である。

 

最後は、地球に残してきたジュリアがクローンであるジャックと再開することで幕を閉じる。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

オブリビオン =忘却・忘れている状態

これの意味する所は、妻であり、最愛の女性ジュリアを忘れてしまっていたことを表し、その忘却が無くなった時、真の自分を取り戻したのである。 

 

衝撃。感動は一切ないが不思議な気持ちに。

2013年公開の映画ということで、やはり映像も美しく、近未来の設定なので理解もしやすい。

荒廃した地球も、「猿の惑星」のように自由の女神像が埋まってるかのような世界観である。

 

が一言だけツッコミを入れるのであれば、

「それでええんか!?」

となる点である。

 

というのもやはりラスト。

ジュリアを助けたジャックは49号という番号をつけられたクローン。

テットを破壊するために、ビーチとともに自爆という形で亡くなった。

 

ジャック(49号)が守ったジュリアと子供、その場所に違うジャック(52号)が戻り、これからの生活を感じさせるようなラストであった。

 

うまくは伝えられないが、とても気持ちの悪い印象を最後に抱かせる。

 

確かに、クローンとはいえ、無くした記憶を辿れば、同じ人間ではあるが、それを素直にジュリアは受け止められるのだろうか。

 

作中、2017年最後のスーパーボウルに対しての熱い思いや、ジャックが好きだった手付かずの自然。そしてジュリア。

 

人間臭さのあるジャックだったからこそ、やはり最後のシーンに違和感を感じてしまう。

 

壮大な設定ではない分、見やすく、映像美もいい。

賛否別れる作品なんだと感じる。

 

やはりトム・クルーズには「ミッション・イン・ポッシブル」並みのどんぱち壮大映画をやってもらいたい。

 

 

Take.2 マンマ・ミーア!  

豪華すぎるキャスト!心踊る音楽!広がるオーシャンビュー!!

f:id:BuckarooBanzai:20180508000711j:plain

 

エーゲ海の青い海に浮かぶ島「カロカイリ島」で、アマンダ・サイフリッド演じるソフィは、婚約者スカイとの結婚式に3人の男性を招待するところから始まるのだが、

映画好きにはたまらない豪華すぎるキャスティングとなっている。

 

1人目は、「007」シリーズでおなじみ、サム役のピアース・ブロスナン

 

2人目は、「英国王のスピーチ」や「キングスマン」などで知られる、ハリー役のコリン・フォース。

 

3人目は、「パイレーツオブカリビアン」のブーツ・ストラップ・ビルを演じた、ビル役のステラン・スカルスガルド

 

「将来こんな渋い大人になりたい!」と世の漢たちが憧れる俳優たちだ。

 

ソフィがこの3人を招待したのは、

「自分の父親の可能性がある3人」だからであり、来たる結婚式のバージンロードを父親にエスコートしてもらいたからである。

 

父親である可能性があるというのは、そもそもソフィの毋であり、これまた人気女優であるドナ役のメリル・ストリープが、3人のうちの誰の子か把握していない所に問題がある。

 

そしてもちろん、作中の音楽は、スウェーデンの人気ポップグループ「ABBA」のヒットナンバーで構成されており、極めてキャストの豪華なミュージカルに仕上がっている

 

トントン拍子で進んでいく物語。「感性」と「雰囲気」で楽しめ!

ミュージカル映画が好きな私としては、今作は漠然とした「楽しさ」「面白さ」を感じている。

 

というのも、前半の畳み掛けるようなミュージカルは、内容を重視してしまう人や感情移入したい人を置いてきぼりにするレベルであり、作中、終始強引な展開となっている。

 

「だからどうした!!そんなの気にするな!!」とあえて声高に言いたい。

 

ABBAの曲に合わせ、青い海に浮かぶ島で、アマンダ・サイフリッドの美しさに、ピアース・ブロスナンのカッコ良さに、メリル・ストリープの気高い演技に、心をゆだねてしまおう。

そうすれことで、「マンマ・ミーア!」を全身で楽しむ事ができるのではないだろうか。

 

作中おすすめ曲として「ダンシング・クイーン」は勿論上げておくべきであろう。

女性の自由さ、奔放さが美しく取り上げられているように感じるからだ。

 

また、コリン・フォースが歌う「Our Last Summer」も癖になるような歌である。

 

続編公開決定!「マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー・アゲイン」!!

2008年に上映されてから早10年。

主要キャストを前作から続投させての公開になる。

アマンダ・サイフリッドは現在32歳になるが、大人の魅力がでる演技を期待している。

夏の公開。楽しみである。

 

 

Take.1 バック・トゥ・ザ・フューチャー 

圧倒的SF感!!今なお観る者を魅了する不朽の名作!!

f:id:BuckarooBanzai:20180506235706j:plain

 

ご存知タイムトラベル系SFの金字塔「バック・トゥ・ザ・フューチャー

シリーズ第1作目にして、文句のつけようの無い伝説の映画である。

監督はロバート・ゼメキス。そして製作指揮にスピルバーグという豪華な面々。

マイケル・J・フォックス演じるマーティーは、やはりいつ観てもイケメンである。

そして勿論、クリストファー・ロイドの”ドク”に関しても非常に印象深い演技をしてくれる。

(※以下ネタバレ含む)

 

 

 

何と言っても、今作で一番目を惹くスーパーカーデロリアン」!

ドクによる魔改造の末、全漢達がロマンを感じるフォルムになってしまった。

 

そして、今作は未来へ行くのではなく、1985年から1955年へ、過去へとタイムトラベルする作品である。 

2018年に生きている私たちからすれば、1985年も大分昔の話ではあるが、さらにその30年前 、1955年など、想像しがたい過去である。

 

作品の中で、チャックベリーの「ジョニー・B・グッド」が新しい音楽とされる程だ。

カセットテープとヘッドフォンで、過去のジョージに聞かせていた宇宙人の声も、ヴァン・ヘイレンというこだわり方。素晴らしい。

 

また、マーティー自身の母でもあるロレインはリー・トンプソンが演じている。

美しすぎるぞ。リー・トンプソン

面白いことに、母親役を演じてはいるものの、リー・トンプソンマイケル・J・フォックスは同じく1961年生まれの同い年であり、過去で間違って恋に落ちてしまうのも不思議ではない。

 

書きたいことは山ほどあるが、作品全部に触れるのは、まだ観ぬ人々の楽しみを奪ってしまう。この辺にしておこう。

 

余計な理屈はいらない。粗探しなど時間の無駄。 

 

映画には、

・観た後に、何かを学べる・感じ取る系映画

・只々面白い!興奮する系映画

など複数の見方ができると考えているが、今作は後者の「只々面白い」ものだと考えている。

 SF映画の難しい点として、設定や内容が細かくなればなるほど現れやすい「矛盾」が出てくる。しかしその面は、「面白い」があれば、笑って見逃してしまえばいい。

 

ちなみに。。。

現在、大ヒット上映中の「レディ・プレイヤー・ワン」は、既に劇場で観ただろうか?

少しネタバレになってしまうが、作中に登場する「ゼメキスキューブ」だが、その効果として「60秒時間を戻す」とある。

その名前の由来こそ、監督のロバート・ゼメキスその人である

うーん。やっぱり映画は面白い。

 

 

Take.0 映画雑記を始めます~Movie lovers~

映画って本当良いもんですね。

 皆さんは休日、どのように過ごしているだろうか?

長めの睡眠、テレビ観戦、ゲームやマンガ、家族奉仕、友人達との食事会。

どれも素晴らしい休日にする手段の一つと言えるでしょう。

映画。これもまた最高の休日を与えてくれるものの一つであり、私の人生における癒しの時間でもある。

アルマゲドン」を観れば、親子の愛の深さを知ることができる。

レナードの朝」を観れば、ノンフィクションの奇跡を感じることができる。

ショーシャンクの空に」を観れば、真なる友情と生きる事への希望を観る事ができる。

私にとって映画は、自身の教養と感情を育んでくれる素晴らしい教材である。

そしてその中には、誰かに伝えたい!届いて欲しい!と感じる作品が多く存在する。

この想いから私は、様々な映画を紹介をブログと通して始めたいと考えたのだ。

 

~Movie lovers~

とは言え勿論、こと映画においては、多面的な批評・評価、ならびに作品の紹介まで多くの人がやっている事だろう。今更、少し映画を観ている程度の自分が何を語れば面白いか、どの様に皆さんに届くのかと、そのように考えていた。

しかし、そもそも映画は、観た人によって意見は千差万別。

好きな作品、好きな場面、好きな俳優、みんな違っておかしくない。

だからこそ映画を愛している多くの人々の一人として、意見を書いていこうと思う。

これから稚拙ながら少しずつ投稿していこうと思っているので、気軽に読んでいただければ幸いである。