Take.12 ジュマンジ−ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル−
名作「ジュマンジ」の続編!?今度はTVゲームの中へ!!
https://www.sonypictures.jp/he/1193687
1995年に公開された、(私の大好きな俳優の一人)“ロビン・ウィリアムズ”の大ヒット作「ジュマンジ」はご存知だろうか。
ある子供が古い木箱のような形のボードゲームの拾い、家に帰り開けてみる。
するとボードの真ん中には「JUMANJI」という文字が浮かび上がり、ゴールをするまで終わらないという警告文が浮かび上がる。
サイコロを振り、自身のコマが止まったマスで、恐ろしい体験が待っているというものだ。
ここ最近では、あまり放送しなくはなったが、金曜ロードショーや日曜洋画劇場では、お馴染みなくらい放送されていた記憶がある。
その当時の主役が、亡き名俳優“ロビン・ウィリアムズ”である。
「レナードの朝」「パッチ・アダムス」「フラバー」「グッドウィルハンティング」「グッドモーニングベトナム」など数々の名作映画を世に送り出した、大好きな俳優である。
https://withnews.jp/article/f0140812002qq000000000000000W00a0601qq000010639A
彼が「ジュマンジ」で演じた役は、SFとして面白いはずだが、どこか恐ろしさ、シリアスさを残すものがあり、尚且つ、幼少時に起こした誤りを素直に告白・謝罪するなど、感動する部分も多いものだった。
まさか、その「ジュマンジ」に続編が出ようとは!!これは観るしかない!!
と思い、公開日翌日に鑑賞しに向かった。
キャストは
スペンサー/ブレイブストーン博士:ドウェイン・ジョンソン
フリッジ/フィンバー:ケヴィン・ハート
マーサ・カプリー/ルビー・ラウンドハウス:カレン・ギラン
いやいやいや(笑)
このキャスト、明らかにコメディメンツじゃないですか!!
「ワイルド・スピード」シリーズや絶賛劇場公開中の「ランペイジ 巨獣大乱闘」の主役として有名な“ロック様”!!
https://kintorecamp.com/dwayne-johnson/
初めて観たのは「ハムナプトラ2」のスコーピオンキングだったなぁ。
まさか、ここまで有名な俳優になるとは思わなかった。。
そしてこの筋肉。。すごすぎるよロック様。
そしてコメディ俳優として大人気“ジャック・ブラック”!
「スクールオブロック」の教師役はとても印象深い。オススメの一作。
また“カレン・ギラン”は、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」、「アベンジャーズ/インフィニティーウォー」でネヴュラを演じている(観てる間に気づかなかった。。)
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ハイスクールに通う4人は、ある日高校の地下室で罰として居残りをさせられていた。
そんな中、居残りをサボるフリッジが、埃かぶったゲーム“ジュマンジ”を見つけた。
息抜きにと4人でプレイすると、一人ずつゲームの中へと吸い込まれてしまう。
ゲームの中ではそれぞれが役割を帯びており、現実世界の容姿とは全く違った役になり、ゲームを攻略しなければならない。
特に、学校一のモテ女子だったはずのべサニーがジャック・ブラックになってしまったのが面白かった。
斯くして4人は、ゲームを攻略するためにそれぞれの役割を全うし、ゲームからの脱出を試みるのであった。
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とにかく、今回の感想は
「面白い!!笑いあり!迫力あり!」
である。
前作の「ジュマンジ」のシリアス部分をだいぶまろやかにし、コメディ要素を一層厚くすることで、素晴らしい作品になったと思う。
また、それぞれのスキルを生かさなければ、そして仲間を信頼しなければ、ゲームをクリアすることができないという窮地に立った時、高校生4人という青春爆発モードに入る。「アオハルかよ。。。」展開も非常に多い。
ジャンルとしてはSFコメディに当たるのだろうが、いい作品になったと思う。
また、エンディングの曲として、ガンズの「Welcome to the jungle」が起用された。
サブタイトルがそれな時点で気づいてはいたが、やはり素晴らしい。
今年は映画が豊富な気がするのは私だけだろうか。
まだまだ劇場で観たい作品がある。
とりあえず次の休みの日には「ランページ」を観に行こう。
Take.11 ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
あのハリポタシリーズのスピンオフ!!舞台は約70年前に遡る!!
「ハリーポッター」シリーズでご存知、J.K.ローリングが原作・脚本と手がけており、全5部作になる予定の第1作!
ハリーポッターの世界観を継承しているものの、1926年の人間世界であるニューヨークが舞台ということもあり、当時の戦争中の大衆生活や不況感も端々に出ている。
今作の主役となる“ニュート・スキャマンダー”であるが、ハリーポッター原作にもその名前が登場してはいたが、まさかメインの作品ができるとは思ってもいなかった。
今作のキャストとして、
ニュート・スキャマンダー:エディ・レッドメイン
ジェイコブ・コワルスキー:ダン・フォグラー
ティナ・ゴールドスタイン:キャサリン・ウォーターストン
クイニー・ゴールドスタイン:アリソン・スドル
ゲラート・グリンデルバルド:ジョニー・デップ
現在、俳優界でもっとも人気があると言われている
イケメンであると共に、役作りへの熱意が尋常じゃ無いとのこと。
「博士と彼女のセオリー」では、今年3月になくなった。ALSの宇宙科学者スティーヴン・ホーキング博士を演じ、アカデミー賞主演男優賞にも輝いた。
また翌年の「リリーのすべて」では、世界で初めて性転換により女性になった男、リリー・エルベを演じ、こちらもアカデミー賞にノミネートされた。
ホーキング博士、リリー・エルベ共に、難しい役どころであっただろうが、
見事に演じきったことで話題となった。
また、ハリーポッターの原作でも幾度か登場する、グリンデルバルドはジョニー・デップが演じており、個人的にはベストな配役であったと感じる。
というのも、グリンデルバルドの設定として、
「秀才でイケメンであるが性格に難あり」
であるので、ジョニーの過去に演じた「シークレット・ウィンドウ」などのサイコパス感が観れると思うと、やはり適役であると思う。
そして個人的には、アリソン・スドルとエズラ・ミラーに注目したい。
アリソン・スドルはアメリカのシンガーソングライター兼女優であり、今作で初めてお目にかかった。ここまで美しい女優にも関わらず、他作品で観ていなかったのは後悔である。とにかく綺麗。今作での役どころも素晴らしい。
そしてエズラ・ミラー。
最近みた俳優の中で、一番個性的と感じた。
顔立ちも中性的で、今作の役どころともぴったりに感じる。
すでに観た人は「えぇこんなイケメンだったの!!」
と驚いているのでは無いだろうか。
DCコミックスでお馴染み「フラッシュ」としても有名。
今作はおそらく、
「ハリーポッター」を観ていない人も楽しめる作品であり、
魔法動物が作中に多数登場しているのもあって、ハリポタシリーズよりもファンタジー感が強い要素もある。
その反面、時代設定として1926年という戦争下におけることではあるので、暗さも秘めることでより魔法が輝いて見える。
何よりも、
「人間(マグル)による魔女差別」がひどい状態であった。
クリーデンスは今作で、重要な役であるのだが、やはり、
「人間により虐待され、魔法使いになることに憧れた一人の孤独な少年」
であった。
そして、グリンデルバルドという、闇魔法界最強の人物。
ヴォルデモートが現れるまでは、ぶっちぎりの人物であったが、その彼の全盛期を描いている。(ハリーポッター原作では、ヴォルデモートと出会った時にすでに高齢になっており、比較はできないが。)
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次回作が後悔決定!!遂に若き日のダンブルドアが登場!!
2018年11月23日、後悔が予定されている
「ファンタスティック・ビースト 黒の魔法使いの誕生」では新たに、
アルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドア
が遂に、遂に登場する!!
さらに、そのダンブルドアを演じるのは
ジュード・ロウ!!
これは期待!!観たい!早く観たい!
Take.10 名探偵コナン ゼロの執行人
いまだ謎多きトリプルフェイス!!主役はコナン、、、ではなく安室!?
毎年4~5月に公開する劇場版コナンシリーズ第22弾!劇場公開中作品!
今回の主役はコナン、、、ではなく、警察庁に属する公安警察、安室透!!
原作、アニメ、劇場版と、全てに登場する人気キャラクターで、その正体は〈公安警察〉〈黒の組織〉〈私立探偵〉と3つの顔“トリプルフェイス”をもつ人物であり、未だに多く謎を残している。
http://tax-freelance.com/zero-enforcer
劇場版シリーズ20作目である「名探偵コナン 純黒の悪夢」では、
FBIの赤井秀一と激しいアクションシーンで観客を沸かせたのは記憶に新しい。
また安室の声を担当しているのは、人気声優の古谷徹さんだが、ガンダムでもお馴染みアムロ・レイがその名前に由来している。
今作の感想としていくつもあるが、「安室好きのためのスピンオフ映画」という印象が強い。
というのも、劇場でご覧になっていただければ、わかることではあるが、
コナンの醍醐味である、犯人探しが何とも単純!
トリックなど無いに等しい。。。
主としてIOT(Internet of Things)による仕掛け等を中心にしているため、確かに子供達が観るには知識のレベルとして難しいのかもしれない。
しかしツッコミどころはそこでは無い。
毎度のことといえば毎度のことではあるが、毎回突っ込んでしまう。。。
「いや犯行の動機薄くね!!!」
これに尽きる。
劇場版コナンにありがちな犯人の独りよがり。
そんなんで!?が今回も炸裂。まぁそこはお約束ってことで。。。
今回の見所はそこでは無い!!
ド派手なカーチェイスと安室の正義漢ぶりだ。
安室の愛車は白のマツダRX-7の設定ではあるが、めちゃくちゃカッコいい!!
コナンを乗せ、衛星から切り離されたカプセルの直撃を避けるために、見事なドラテクを披露し、無事ミッションを達成させた。
流石の人気キャラクターということもあり、劇場の席のほとんどが女性ファンの方だったのだろう。
映画も終わり席を立つと「カッコいい」「まじ神」「もう一回観たい」等の声が。。
安室透パワー恐るべし。。。
また、女性ファンによるものかは定かでは無いが、安室のもう一つの名前でもある「降谷零」。彼の苗字“降谷”の文字の印鑑が、巷で爆売れしているとのこと。
ここまでくると凄すぎて笑ってしまう(笑)
しかし、コナンは女性ファンだけのものでは無い!!
ここで、男性ファンも必見な理由を書かせていただきたい。
というのも、今作の重要な設定として、ネタバレになってしまうが、
「無人探査機が地球に落ちてくるため、何とか軌道を修正しなければならない」
というものであり、それをコナンと協力して食い止めるというものである。
「たかが石ころ一つ、ガンダムで押し返してやる!」
この名シーンが脳裏に浮かんだ方は何人いるだろうか。
今作もそれほどの熱さを秘めている。
そこがオススメの点である。
そしてエンドロール後、コナン特有の後日談シーンが終わり、
「あぁ〜今回も面白かったなぁ〜」
と思った直後、2019年の予告を打ち出していた!!
次回の主役は“怪盗キッド”!!!
業火の向日葵から約4年ぶりの劇場版登場!熱い!熱すぎる!!
これは観に行かなくては!
Take.9 オーシャンズ11
ハリウッド史上最強の犯罪ドリームチーム!!目当ては世界最大のカジノ!?
https://blogs.yahoo.co.jp/mojimojimoji00/12933238.html
子供の頃からの好きな映画「オーシャンズ11」を久しぶりに観てみました!
なんと言ってもこの映画はスケールとキャスト!
難攻不落のカジノを攻め落とす!という少年をワクワクさせる点がいくつも含まれている。
まずはキャスト
ダニー・オーシャン:ジョージ・クルーニー
ラスティ・ライアン:ブラッド・ピット
ライナス:マット・デーモン
テリー・ベネディクト:アンディ・ガルシア
テス:ジュリア・ロバーツ
メインキャストが豪華すぎる!
ハリウッド屈指のセレブ俳優で知られるジョージ・クルーニーだが、日本でも「シリアナ」や「ファミリー・ツリー」、他CM等で知られているが、監督業でセレブに仲間入りした。
過去に貧乏時代を共に過ごした14人の友人1人1人に、100万ドルを渡すというビッグすぎるニュースも流れたこともあるほどである。
https://www.cinemacafe.net/article/2014/06/09/23916.html
そして今作のブレーン&ダニーの右腕でもあるブラッド・ピット。
とにかくイケメンすぎる。「ベンジャミンバトン 数奇な人生」「マネーボール」でも有名。アンジーの夫としても有名だったが2016年に離婚している。
そして私が大好きな俳優の一人マット・デーモン!!
「グッド・ウィル・ハンティング」は超おすすめ!亡き名俳優ロビン・ウィリアムズとの共演作だったが最高の映画の一つだ。オーシャンズ11以降は「ボーン」シリーズで有名だろう。
アンディ・ガルシアは「ゴッド・ファーザーⅢ」しか知らなかったが、「アンタッチャブル」にも出ていたのか!観返してみよう!
「プリティ・ウーマン」「ノッティングヒルの恋人」「エリン・ブロコビッチ」
などなど。綺麗だよなぁ。ジュリア・ロバーツ。
交際歴が、これぞハリウッド女優と言わんばかりのものだ。
これだけのキャストを集めた映画であれば、内容がどうあれ観てみたいと思わせるのではないか。
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アンディ・ガルシア演じるベネディクトの経営する、ラスベガス屈指のカジノ「ベラージオ」「ミラージュ」「MGMグランド」。その売り上げを狙うダニー・オーシャンは不落の金庫に盗みに入る計画を立てる。
複数の仲間と資金、念密な計画をたてるダニーとライアン。
作中テンポよく仲間を集め、ダニーと11人の仲間でカジノに潜入する。
セキュリティを潜り抜け、金庫を破る彼らはどのように盗み出すのか!
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え?これだけ?
と思われるかもしれない。
確かに、豪華なキャストで、カジノを舞台にしたゴージャス映画。
しかし内容は至ってシンプル。カジノに潜入し、盗み出す。それのみである。
カジノの前のシーンがとても好き。
http://ustravel.blog100.fc2.com/blog-entry-51.html
「ベラージオ」「ミラージュ」「MGMグランド」は実際にあるカジノでもあり、ラストのシーンは「ベラージオ」の噴水ショー。人生で必ず行きたい場所の1つである。
続編!?8月10日公開予定「オーシャンズ8」!?
公開予定の「オーシャンズ8」であるが、今作のキャストは全員女性!
有名女優ばかりであるが、アン・ハサウェイが出演すると聞いて観るリストにすぐねじ込んだ。
あー早く観たい!!楽しみだー!
Take.8 インセプション
ここは夢か現実か!?観る者全てを疑心暗鬼にさせる衝撃のラストとは!?
朝目覚めてすぐに
「あぁ。さっきの夢だったのかぁ。」
となったことはあるだろうか。
起きた瞬間、夢の中の詳細はほとんど覚えておらず、ただ何となく
「楽しかった気がする」「怖かった気がする」
そのようになるだろう。
今作はそんな“夢の中の世界”を題材にした作品である。
キャストは
コブ:レオナルド・ディカプリオ
アーサー:ジョゼフ・ゴードン=レヴィット
サイトー:渡辺謙
モル:マリオン・コティヤール
ロバート:キリアン・マーフィー
監督:クリストファー・ノーラン
その中には渡辺謙の姿も。正直今作の中では、ほぼほぼ苦しそうにしているシーンばかりだった。
そしてやはりレオ様!!カッコよすぎる!!
初めてタイタニックで観たときから、変わらずのイケメンぶり。
そんなキャストで描かれた「インセプション」だが、観ていない人にあらすじを紹介するには少し難しい。
というのも、内容・ストーリーについては、さほど複雑な面はないのだが、
設定・夢の中でのルールについては語るには難しく、観てもらうのが一番だろうと思う。
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ディカプリオ演じるコブは、他人の夢に入り込み、その人の頭の中にしかない情報、アイデアを盗む人物“エクストラクション”と呼ばれている。
コブはサイトーの命により、ある大企業の跡取りであるロバートを夢の中に誘い、その企業を解体するように仕向けるために、“インセプション”を行う。
“インセプション”とは、夢の中=潜在意識の中で、相手を洗脳・考えを植え付けることを言う。
コブはかつて、自身の元妻、モルに対してインセプションを行なったが、そこで悲劇が起きてしまった。それは、夢なのか、現実なのかの区別がつかず、自身が生きている世界が夢の中であると確信してしまい、夢から覚めようと自殺してしまうという事件であった。
夢から覚める方法として、夢の中で死亡するもしくは“キック”という体が落下するような感覚に陥らせて自然と目を覚ます方法である。
妻を自殺に追い込んでしまった悲しみが、今もコブを苦しめる中で、ロバートの潜在意識にインセプションするという任務は始まった。
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今作インセプションの見所は多数あるが、やはりその斬新な想像力であろう。
夢の中という自由すぎる空間の中で、斬新なアクションや時間感覚を体感することができる。
これは、ロバートがユスフの夢の中入った際、自身が“夢の中にでの対処法”として異物者を追い出すような訓練を受けていたことで起きてしまったことである。
恐らく、今作の設定として、夢に侵入し、アイデアを盗むということがメジャーになってきた一方で、大企業や政治家などがアイデアを守るために脳内の訓練や、潜在意識の中で侵入者を排除するようなスキルを育成していたのではないだろうか。
夢の中での振動や重力、バランスというは現実世界に起因する部分が多々あり、ユスフの夢の中で落下するバンによって、アーサーの夢の中は長い時間無重力の世界になってしまう。
その戦闘シーンや、現実へ起こすためのキックの創意工夫は見所の一つだろう。
衝撃のラストシーンに鳥肌!!
実は今作では、現実か夢かの区別をつける方法が存在する。
それは「トーテム」と呼ばれる手の中に隠れるほどの小さなアイテムであり、自身だけが、その変化に気づけるものである。
コブのトーテムは“コマ”であり、それは現実ではいつか回転が止まってしまうが、夢の中では回り続ける。そこで夢か現実かの判断ができる。
夢の中で、自身の心の後悔や悲しみの投影であるモルと別れを告げ、任務に成功したコブは、アメリカにいる自身の子供達に会いに行く。
子供達の後ろ姿を見たコブは、夢か現実か区別するためにダイニングテーブルの上でコマを回したが、子供達の顔を見るや、コマを忘れて子供達と感動の再会を果たす。
カメラはコマを写し続け、最後には回転の止まらないコマでエンドロールを迎えるというシーンである。
このシーンを観た人はとにかく衝撃的であっただろう。
ここは夢の中なのか、それとも現実なのか、
答えはわからない。それだからこそ楽しいのだ。
トゥルーエンドについて賛否両論ある中で、クリストファー・ノーラン監督は
「ラストシーンでもっとも大切なことは、コブがコマを見ないで子供達の方へ向かったことだ。それがあの場面でもっとも大切なことなんだ。」
と語っている(ノーラン監督自体は夢か現実か答えは1つ必ず存在する話す)。
夢か現実かで日々囚われていたコブが、初めてコマを捨てたそれが
真のトゥルーエンドなのかもしれない。
Take.7 フィフス・エレメント
1997年の映画とは思えない!!1億ドルかけて作られたアクションSF!
参照:https://josephmallozzi.wordpress.com/tag/the-fifth-element/
現在の20代後半〜の方は、日曜洋画劇場などで覚えているかもしれない。
言わずと知れたSF作品「フィフス・エレメント」である。
1997年に公開された映画とは思えないほどの映像美と、今も銀幕を騒がす一大スターたちが揃っている。
キャストとして
コーベン・ダラス:ブルース・ウィリス
リールー:ミラ・ジョヴォヴィッチ
ルビー・ロッド:クリス・タッカー
ゾーグ:ゲイリーオールドマン
ミラ・ジョヴォヴィッチが美しすぎる!!作中何度も際どい、というよりも上半身裸が写ってしまっており、当時はお茶の間を凍りつかせていたのではないだろうか(笑)
また、「レオン」で一躍有名監督の仲間入りを果たしたリュック・ベッソン監督。
共演をきっかけに、一度はミラと結婚した経歴も持っている。
監督はフランス出身であり、フランス映画特有の「シリアスにし過ぎない映画」に仕上がっている。
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1914年、ある考古学者がエジプトの遺跡にて思わぬ発見をする。
それは、5000年毎に悪が地球に訪れるということと、それに対する「火」「水」「風」「土」4つの要素に加えて、人間の形をした5つ目の要素(フィフスエレメント)から光が出ているという壁画である。
そこに宇宙船と外見から察するに明らかな宇宙人モンドシャワン人が現れ、壁画の奥に隠されたフィフス・エレメントと4つの要素を司る石を持ち帰ってしまう。
モンドシャワン人は闇が来たる300年後、再度訪れる約束をして行ってしまう。
300年後、時は2214年近未来。
ブルース・ウィリス演じるコーベン・ダラスは退役軍人でタクシーの運転手として過ごしている。
そんなコーベンの運転中に屋根を突き破り一人の女性が乗車する。
それがミラ・ジョヴォヴィッチ演じるリールーである。
リールーはある理由で警察に追われているが、言葉がわからずコーベンに伝えることができない。彼女の涙ながらの訴えに、コーベンは彼女を連れ警察から逃げてしまう。
リールーが何者なのかわからないまま、彼女が口に出したコーネリアス神父という言葉を頼りに、彼女を連れて神父の元へ向かった。
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THE・王道SFの入り方、観てるこっちも「多分こうだろう」と推測しながらほぼ当たる。
それでも期待を裏切らないアクションと映像美。
当時では最先端のCG技術ではなかっただろうか。今見ても多少のチープ感はあるが、見やすさと違和感のなさは想像以上だ。
またリールーが飛び降りたシーンは2214年の未来観が詰まっており、観ている人達を映画の世界へと引き込んでいく。
今作の見所はクリス・タッカー!?悪役が似合う名俳優ゲイリー・オールドマンも!
この映画は何と言っても映像美が一線を画している。
もちろん、未来観を演出する街や空飛ぶ車もそうであるが、
派手な衣装に身を包み、今作のコメディ部門を担当したクリス・タッカーの演技であろう。
参照:http://blog.livedoor.jp/hitman0012/archives/21187798.html
ラジオDJのルビー・ロッドは高いテンションと圧倒的にセクシーで最高(グリーン!)な男。それを完璧に演じきっているクリス・タッカー。
今作のマイルド要素として大きな役割を果たしている。
「ラッシュアワー」のカーターなどでもお馴染みのクリス・タッカーであるが、今作を機に有名俳優に成り上がった。
個人的には、吹き替えではなく字幕で観ることをオススメする。
クリス・タッカーの渾身の語りを観て欲しい。
そしてもう一方の見所、ゾーグ役のゲイリー・オールドマンだ。
いやいやいや、、かっこよすぎるだろ!!!
何だこの圧倒的悪役感!!未来観バリバリの頭!!
ゲイリー・オールドマン演じる武器商人のゾーグは、4つの要素を司る石を狙ってあらゆる手段で襲ってくるが、、、
観て欲しい。何とも言えない不運さとお茶目さを持っているゾーグを。
作中、さくらんぼを喉に詰まらせて死にかけるところもまた好印象だ。
フィフス・エレメントはTHE・王道のSFでもありながら、ルビーのCAに対する行いやラストシーンまで少し大人でポップな部分を有している。
アマゾン・プライム会員であれば無料で観ることができるので、この機に観てはいかがだろうか!
観ることをオススメ致します。
当時のお茶の間で、あれらのシーンはカットされずに流れていたのだろうか。。。
Take.6 ダークナイト
正義に徹するダークヒーロー!!稀代の悪役、ジョーカーの演技に驚愕!!
出典:https://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=4245/s
DCコミックスで御馴染み、バットマンを主役とし、豪華なキャストで演出するダークナイト。
今作では、DCコミックスだけでなく、アメリカンコミックス史上、最も有名な悪役の一人、ジョーカーが立ちふさがる。
キャスト
ジェームズ・ゴードン:ゲイリー・オールドマン
ルーシャス・フォックス:モーガン・フリーマン
豪華すぎる。。
この4人全員が、アカデミー賞にノミネートまたは受賞された経験があり、かなりの面々である。
特にゲイリー・オールドマンは一押しの俳優!
個人的には「レオン」のスタン、悪役としての印象が強く、「ハリーポッター」のシリウスや今作のゴードンなどの正義側にいても、
「いつか裏切るに違いない」
と勝手な先入観を働かせてしまう。
あらすじとして、
超犯罪都市ゴッサムシティは、アメリカの架空都市を舞台とするバットマンのホームグラウンド。
ブルース・ウェインことバットマンは、市警ゴードンと共にゴッサムシティに蔓延る悪を撲滅するべく日夜行動している。
バットマンの日々の努力により、悪の組織たちは容易には行動できずにいた。
そんな中、「バットマンを殺す」ことを進言するものが現れる。
今作きっての悪役“ジョーカー”である。
http://d.hatena.ne.jp/paranoid3333333/20120325/1332680233
ジョーカーは金や地位など、全く興味がなく、犯罪を犯すこと自体を楽しんでいる。
そんなジョーカーに一度は屈してしまうのではと思われたバットマンだが、
デントやゴードンの力によって、バットマンとしてジョーカーを捕まえることに成功した。
しかしジョーカーは捕まることも予想していたのか、あらゆる手段を用い、脱獄する。
ジョーカーの罠により、デントは顔の半分がなくなる火傷を負ってしまう。
最後は、ゴッサムシティ全員の携帯の周波をジャックし、悪行を楽しむジョーカーを追い詰め、また捕まえることに成功した。
しかし、ジョーカーは自身という悪が捕まる前に、正義感の強いデントを、悪の道へと誘った。
結果、デントはバットマンに敗れ、少しの未来が築けたのである。
このダークナイトを既に視聴した人は、このあらすじの説明に物足りなさを感じるのでは?と考えたが、あえてそうしてみた。
というのも、今作最強最高のヴィランであるジョーカーとバットマンの闘いがみたかったのだが、終盤にきてデントの闇堕が邪魔をしてしまってる。
確かにデントは正義感が強く、幾度のジョーカーからの仕打ちにも耐えてきたが、最愛の恋人を理不尽に失ったことが、彼を変えてしまった。
いわゆる、光の強い人間でも悪の道に走ってしまうことがしばしばある、ということをジョーカーは証明したかったのだろう。
そして、そのことへの絶望を皆がしている横で、高らかに笑いたかったのだろう。
それにしても、終盤のデントの蛇足感はあまり好きではない。賛否分かれる部分であるとは思うが。。。
ヒース・レジャー、渾身の演技!後世に残る“助演男優賞”!!
ジョーカー役を演じたヒース・レジャーは、ダークナイト公開の前にこの世から去ってしまった。28歳という若さではあるが、薬物の併用からくる急性薬物中毒によるものだった(決して違法なドラッグ等ではない)。
ヒース演じるジョーカーは、第81回アカデミー賞で助演男優賞を獲得したが、死後受賞という形で名誉を与えられた。
恐ろしいほどの「ジョーカー感」をフルに出して演じきった彼の演技は、かつての「バットマン」でジャック・ニコルソンの演じたジョーカーとはまた違う側面を見せてくれた。
主観で話すとすれば、ジャック・ニコルソンのジョーカーは「喜劇的な側面をもつ非道の悪党」という印象だが、ヒースの演じるものは「何を考えているのか全くわからないサイコパス」という印象を抱いてしまう。
また、作中ヒースは「ジョーカーらしさ」を演出するためのアドリブを入れ、高評価を受けている。
ダークナイトは、個人的には
ゲイリー・オールドマンとヒース・レジャーを楽しむ映画だと感じている。
やはりヒーローものはいつまで経っても良いですねー。