Take.6  ダークナイト

正義に徹するダークヒーロー!!稀代の悪役、ジョーカーの演技に驚愕!!

f:id:BuckarooBanzai:20180515001437j:plain

出典:https://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=4245/s

 

DCコミックスで御馴染み、バットマンを主役とし、豪華なキャストで演出するダークナイト

今作では、DCコミックスだけでなく、アメリカンコミックス史上、最も有名な悪役の一人、ジョーカーが立ちふさがる。

 

キャスト

ブルース・ウェイン/バットマンクリスチャン・ベール

ジョーカー:ヒース・レジャー

ジェームズ・ゴードン:ゲイリー・オールドマン

ルーシャス・フォックス:モーガン・フリーマン

 

豪華すぎる。。

この4人全員が、アカデミー賞にノミネートまたは受賞された経験があり、かなりの面々である。

 

特にゲイリー・オールドマンは一押しの俳優!

個人的には「レオン」のスタン、悪役としての印象が強く、「ハリーポッター」のシリウスや今作のゴードンなどの正義側にいても、

「いつか裏切るに違いない」

と勝手な先入観を働かせてしまう。

 

あらすじとして、

犯罪都市ゴッサムシティは、アメリカの架空都市を舞台とするバットマンのホームグラウンド。

ブルース・ウェインことバットマンは、市警ゴードンと共にゴッサムシティに蔓延る悪を撲滅するべく日夜行動している。

 

バットマンの日々の努力により、悪の組織たちは容易には行動できずにいた。

そんな中、「バットマンを殺す」ことを進言するものが現れる。

今作きっての悪役“ジョーカー”である。

f:id:BuckarooBanzai:20180515015925j:plain

http://d.hatena.ne.jp/paranoid3333333/20120325/1332680233

 

ジョーカーは金や地位など、全く興味がなく、犯罪を犯すこと自体を楽しんでいる。

そんなジョーカーに一度は屈してしまうのではと思われたバットマンだが、

 

デントやゴードンの力によって、バットマンとしてジョーカーを捕まえることに成功した。

しかしジョーカーは捕まることも予想していたのか、あらゆる手段を用い、脱獄する。

ジョーカーの罠により、デントは顔の半分がなくなる火傷を負ってしまう。

 

最後は、ゴッサムシティ全員の携帯の周波をジャックし、悪行を楽しむジョーカーを追い詰め、また捕まえることに成功した。

 

しかし、ジョーカーは自身という悪が捕まる前に、正義感の強いデントを、悪の道へと誘った。

結果、デントはバットマンに敗れ、少しの未来が築けたのである。

 

 

このダークナイトを既に視聴した人は、このあらすじの説明に物足りなさを感じるのでは?と考えたが、あえてそうしてみた。

 

というのも、今作最強最高のヴィランであるジョーカーとバットマンの闘いがみたかったのだが、終盤にきてデントの闇堕が邪魔をしてしまってる。

 

確かにデントは正義感が強く、幾度のジョーカーからの仕打ちにも耐えてきたが、最愛の恋人を理不尽に失ったことが、彼を変えてしまった。

いわゆる、光の強い人間でも悪の道に走ってしまうことがしばしばある、ということをジョーカーは証明したかったのだろう。

そして、そのことへの絶望を皆がしている横で、高らかに笑いたかったのだろう。

 

それにしても、終盤のデントの蛇足感はあまり好きではない。賛否分かれる部分であるとは思うが。。。

 

ヒース・レジャー、渾身の演技!後世に残る“助演男優賞”!!

ジョーカー役を演じたヒース・レジャーは、ダークナイト公開の前にこの世から去ってしまった。28歳という若さではあるが、薬物の併用からくる急性薬物中毒によるものだった(決して違法なドラッグ等ではない)。

 

ヒース演じるジョーカーは、第81回アカデミー賞助演男優賞を獲得したが、死後受賞という形で名誉を与えられた。

 

恐ろしいほどの「ジョーカー感」をフルに出して演じきった彼の演技は、かつての「バットマン」でジャック・ニコルソンの演じたジョーカーとはまた違う側面を見せてくれた。

 

主観で話すとすれば、ジャック・ニコルソンジョーカーは「喜劇的な側面をもつ非道の悪党」という印象だが、ヒースの演じるものは「何を考えているのか全くわからないサイコパス」という印象を抱いてしまう。

 

また、作中ヒースは「ジョーカーらしさ」を演出するためのアドリブを入れ、高評価を受けている。

 

ダークナイトは、個人的には

ゲイリー・オールドマンヒース・レジャーを楽しむ映画だと感じている。

 

やはりヒーローものはいつまで経っても良いですねー。